日本語の文献では中々学ぶことのできない、大規模データに対する欠測データ解析法等について専門家が解説講義します
本セミナーは、2024年3月14日に開催したアーカイブセミナーです。
自然科学や社会科学を問わず、想定していたデータを当初の計画通り得ることは難しく、しばしばデータに欠測値が生じます。そのような欠測値に対処するためには、そのデータの背後にある欠測が生じる構造(欠測メカニズム)を理解し、適切に対処することが必要となります。
初めに欠測メカニズムについて解説を行い、欠測値のタイプ(MCAR, MAR, MNAR)を分類できるようにします。その後、欠測値のタイプごとに適切な解析方法の紹介を行います。
本セミナーでは、実際のデータで生じ得る大規模データやMNARに対する欠測値データ解析法(下記トピック4,5)についても解説いたします。これらに関する文献は日本語ではあまりないため、本セミナー特有のトピックであると言えます。
本セミナーの目次は以下の通りです。
イントロダクション:欠測値の分類とその歴史的背景
代表的な欠測値への対処法:欠測値データに対する最尤法、多重代入法、重み付き推定法
MARにおける解析法:逆確率重み付き推定量、二重頑健推定量
MNARにおける解析法:擬似尤度法、キャリブレーション
MCARにおける大規模欠測値データに対する解析法:スパース多変量回帰、CoCoLasso、HMLasso
演習:Rを用いた欠測値データ解析
森川 耕輔(アイオワ州立大学 助教)
[略歴]
2020年10月 - 現在大阪大学, 大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 社会システム数理領域, 講師
2018年5月 - 現在東京大学地震研究所, 巨大地震津波災害予測研究センター, 外来研究員
2018年4月 - 2020年9月大阪大学, 大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 数理科学領域, 助教
2018年1月 - 2018年3月東京大学地震研究所, 巨大地震津波災害予測研究センター, 特任研究員
2016年4月 - 2017年12月大阪大学, 大学院基礎工学研究科, 日本学術振興会特別研究員(DC2)
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